講演会の模様Ⅱ

 

 モノを食べるときに使うのが器ですよね。

 その器のお話をなさるときに渡辺氏が用意なさっていたものは、岩手県大野村のお父さんが作った学校給食用のケヤキのお椀と昔の学校給食のアルマイト椀と磁器のお椀

 見ためどのお椀で頂くのがおいしく感じるかという問いかけ後、ケヤキのお椀に水を入れて様子を。。。。

 その間に、お茶碗を手にもって、お箸で食事をいただくのは、日本人の文化であるということを子どもたちに伝えていました。

 そうなのですよね

 韓国や中国もお箸の文化なのですけど、お茶碗は手に持たないのですよね。

 少し時間が経ったところで、先ほどのケヤキのお椀がどうなってるか?

 実はこのお椀、水漏れをするんです。

 でも、ある程度水漏れをしたら、木が水分を吸って膨張し蓋をするかたちになるので、それ以上漏ることはないと・・・本来なら木のお椀は、漆などを塗って水漏れ防止をしていますよ。と細かい知識を子どもたちに伝えていました。

 

 これは、余談ですけど。。。

 講演が終わった後、渡辺氏に

 「(NPO)事務所で、お椀に水を入れたときには、早く漏ったのに、今回は、少し時間がかかりましたね」

 と、私が聞きましたら

 「お椀の乾きが少しあまかったですかね?

  あと、事務所は空調がついているから室内が乾燥していますからね。

  体育館は、結構湿気がありましたから・・・

  室内の湿度によっても違ってきますよね」

なのだそうです

 まぁ、よく考えればわかることなのでしょうけど、私には「へ~ぇ」の出来事でした。