食肉の安心・安全についてⅡ

写真は、前に書きました、牛のトレーサビリティ制度(耳標)のスーパーでの表示のされ方です。

こうして、一頭一頭に付けられた番号が、消費者の方にわかるようにされています。

なにか問題が起こった場合、この番号をたどっていけば分かる仕組みになっているのですよね。

この、「なにか問題」とは、私たちに一番近い怖い話として、食中毒ですね。

もうここ十数年何の問題も起こっていませんが、みなさんの記憶には、生レバーを食べて食中毒に・・・というニュースが記憶に残っていることと思います。

あの時、駆け込みで生レバーを食べた方で、食中毒にかかった方がいらしたそうですよ。

人というものは、危険だとわかっていながらも、それにチャレンジしてしまうものなのかもしれませんが、命と引き換えになるようなことは、なさるべきではないと思いますよ。

そう、あの時、騒がれた食中毒は、みなさんもよくご存知のO-157(腸管出血性大腸菌)食中毒でしたよね。

あと、カンピロバクター食中毒というのがあり、冷蔵庫の中でも長時間生存し、ギランバレー症候群を起こすこともあるそうですから、注意をなさってください。

でも、これって、防げるのです!

まず、決して自分の口に運ぶ箸などで、生肉を触らないことです。

そして、カンピロバクターは60°で1分間以上、O-157は75°で1分以上加熱すればいいのです。

そう、生肉は75°以上の熱で1分以上、火を通してください。

もちろん調理器具を衛生にすることは、言うまでもありません。

特に、小さいお子さんや高齢者の方は十分気をつけてくださいね。

怖いお話でしたけど、知らないと大変なことになってしまうお話でした。

 

※カンピロバクターとO-157の説明は、別にさせていただきます。