日本の食事は、お茶碗を手に持っていただくというマナーがあります。
この、茶碗を手に持つというマナーは、日本の食文化からうまれたものなのです。
日本は、ちゃぶ台(写真右)のようなテーブルが出来るまで、みんなで卓を囲んで食べるという習慣がなく、一人用のお膳(写真中央)を使っていました。このお膳は低く、自然と椀を手に持って食べるという習慣ができたのです。
このお膳は、江戸時代、折敷(おしき)(写真左)という食器をのせるための道具が、いろいろな形に変化発展し、家の格式や身分、料理の内容や特別な日(祝事・弔辞など)に使うものかによって使い分けられていました。
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