口中調味

炊きたてのご飯って、たまらなく美味しいですよね。

このご飯の食べ方で「口中調味」という言葉をご存知ですか。

おかずの味の濃淡を、ご飯の量によって口の中で味を調整して食べることなのです。

濃い味の時には、ご飯をたくさんとって塩分をとり過ぎないようにし、薄味の時には、ご飯が少しですむということになりますので、「口中調味」という食べ方は、その人その人にあった味付けを口の中で行うことができ、栄養バランスも自分で調整することができるのです。

また、違う料理を口にするときには、ご飯が口の中を綺麗にしてくれるという役割もしますよね。

「口中調味」は、お米文化が生み出した優れた食べ方ということですよね。