「玉ねぎ」は、黄・白・赤と皮の色で呼び分けられています。
”黄玉ねぎ”は、最初、北海道に上陸したとのことです。その時の品種は、イエロー・グローブ・ダンバースというものだったとのことで、その後、多品種の遺伝子を混じりながら札幌を中心に育成、採種され「札幌黄」という玉ねぎになったようです。
そして数年後にイエロー・ダンバースが大阪に上陸し、北海道の春播き栽培だった玉ねぎとは違い、秋播き玉ねぎとして成功し、「泉州黄」と呼ばれるようになったそうです。
”白玉ねぎ”は、私たちが「新玉ねぎ」と呼んでいる玉ねぎのことで、白色の早生品種のブラン・アチーフ・ド・パリという品種で、北海道では栽培が成功せず、明治後期に、愛知県知多半島で栽培されるようになり、「愛知白」と呼ばれるようになったそうです。
”赤玉ねぎ”は、紫玉ねぎとも呼ばれ、カルフォルニア州のスタックトンアリーナを基にして旧神奈川園芸試験場で育成されたもので、神奈川ブランドに選ばれています。
これ以外に葉玉ねぎ(ネギのような葉がついている)や、フランス料理によく使われるエシャロット・小さな玉ねぎでそのまま煮込んだり、料理の付け合せにしたりするペコロスなどがあります。
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