牛乳について

牛乳と言ったら、つい最近の物のように思いますが、調べてみると、日本書紀に「牛酒」という記述が見られるため、弥生時代より飲用されていた可能性があるとのことです。徳川吉宗は、乳牛をインドから輸入し、いまの酪農のきっかけを作りましたが、しかし、牛乳として飲まれるようになったのは、しばらく経ってからで、それまでは、牛乳やバターは馬の治療に使われたり、病人の治療薬として使われていたようです。また、牛乳を飲むのではなく牛乳で作った「蘇」を将軍や大名が珍重していたようです。

一般に牛乳が飲まれるようになったのは、明治に入ってから士族が販売をしてからのようです。

ということで、牛乳の歴史は、とても古くからあるのですよ。

 

※「蘇」とは、古代の日本で作られた乳製品の一種で、8世紀から10世紀にかけての頃、日本で最初に作られたチーズである。また「蘇」をさらに熟成・加工したものを醍醐(チーズ様の乳製品)という。《ウィキペディアより》