寒天のお話から羊羹(ようかん)のお話がでましたので、すこしだけ羊羹についてご説明を・・・
羊羹は、小豆や白インゲン(色がついている羊羹に使われています)の餡(あん)に寒天を混ぜ練り込んだものを型に流し込んで固めたものですが、煉羊羹と水羊羹があり、寒天の量で分かれるのですよ。あと、蒸し羊羹というのもありますが、蒸し羊羹は、小麦粉や葛粉を加えて蒸したもので寒天は使われていません。
煉羊羹は、寒天の量が多くしっかりとした固さの羊羹です。常温で一年以上日持ちします。羊羹で有名な「とらや」のホームページでは、賞味期限後も一年間は大丈夫だと載っていますよ。非常食にもなりますね。
水羊羹は、寒天の量が少なく柔らかい羊羹のことです。最近は缶入りなどのパックに入れたものも多く出回っていて、夏に冷たく冷やして食べることが多いですが、この水羊羹は、昔は、お節料理の料理菓子として冬に作られていたそうです。私の祖母もお節の時に寒天で作ってくれていたような記憶があります。
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