若い女性から「フランスの食育方法」という資料を紹介していただきましたので、私なりにまとめさせていただきました。
子どもの好き嫌いをどうするか・・・という内容です。この問題は、世界共通の親の悩みです。ただし、食べることが選択できる国の話だということ、世界には、食べ物をあれこれ選べない子どもが大勢いるということを忘れないでいただきたいと思います。
○お皿に載った全ての料理を、最低ひと口は味見させる。
※味見は、子どもの味覚を広げてくれますし、それは、将来食べる楽しみの幅を広げてくれることに繋がります。
○「食べなさい」と強制せず、楽しく食べ物の話をする。
※強制せず、かわりに食材の見た目(綺麗な色ね)、食感(どんな味がするかしら)、音(ほらパリッっていうわよ)、香り(甘そうな匂い)などの話をする。
何を食べているのかしっかり見せた上で食べる愉しみを伝える。決して食材がわからないような混ぜ込んだ料理の仕方はしない。
○お菓子は除去しないければ食べ過ぎない。
※お菓子は、楽しい食事の一部と考える。ただし、子どもは、食べ過ぎるのでルールを決める。(家庭でお菓子を制限しすぎると他で過剰に食べることもあります)
時には、特別な機会を設けてあげるのも良い。(クリスマス・誕生日などには好きなだけ食べてもいいわよ。とかね)
○「子どもも待てる」と信じてあげる。
※子どもがお腹を空かしているのだから、とにかく先に子どもだけでもと、ばたばたと作って、子どもだけで食べさせるのは、美味しくないはずです。そんなときは、急がないのが一番「子どもだって少しくらいは我慢できる」と適応力を信じてあげましょう。
家族みんな揃って、ゆったりした気持ちで食卓を囲むほうが美味しいはずです。
○週末は、子どもを巻き込んで料理をする。
※食事を好きになるには、何より本人が参加すること。
いつもと違った料理を一緒に作ってみて、食事会をイベントにして参加させる。
嫌いな食べ物は多少あっても構わないとは思います。でも、嫌いなものが少なければそれだけ食の幅が広がり、人生において愉しみの幅も広がるものです。特に、家庭以外で食事をするとき・・・海外などに行った場合などにも、随分と愉しみ方が違ってきます。食を愉しむことが、大切なことだと子どもに教えていけるといいですね。そのためには、「気長に子どもに接することだ」とも書いておりました。
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