昨日のフランス流食育のときに触れましたが、世界には、食べ物を選んだりすることが出来ない人たち大勢います。
5秒にひとりは5歳になる前に亡くなるともいわれています。
命を失う原因は、栄養不良によるものが多いのです。
わずかな(トウモロコシの粉とか)食べ物では、栄養が偏って栄養不良になります。
栄養不良になるとどうなるかわかりますか?
体の成長が遅れるのです。私たちは、子どもは1歳から2歳の間には、歩いたりすることが当たり前だと思っていますでしょうけど、2歳になっても3歳になっても歩けなかったりするのですよ。そして、知能の発達にも影響がでてきます。
栄養がたりないのですから、もちろん病気にもかかりやすくなります。そして、病気に(風邪ですら)かかってしまうと治りにくかったり亡くなったりするのです。
栄養のバランスを考えて食事が出来る私たちは、恵まれています。恵まれすぎています。
食事を残して捨てることにわずかながらの罪悪感はあるものの、私たちの周りでは当たり前のように行われています。
世界中の栄養不良の方たちを、私たちひとりの力ではどうすることも出来ないかもしれません。でも、せめて手を合わせて「いただきます」と食べ物に感謝して残さずに食べる事くらいはいたしましょう。
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