土用の丑の日

明日、7月29日は「土用の丑の日」です。

「土用の丑の日」には「鰻」を食べる。。。これは、夏に鰻が売れなくて困った鰻屋が平賀源内や太田蜀山人に相談したところ丑の日に鰻を食べると良いというキャッチコピーを考えて店先に張り紙をしたところ鰻が売れたという話を聞きますよね。

ところが万葉集の大伴家持の和歌に「石麿呂に 我れ物申す夏痩に よしというものぞ 鰻捕り喫せ」というのがあるそうなのです。ということは、随分昔から鰻は夏バテ防止に良いと言われていたようですね。

鰻にはビタミンA・Bが豊富に含まれているため、夏バテや食欲減退には良いようですが、ただし、鰻が美味しい季節は、鰻が冬眠に備えて養分を貯える晩秋から初冬にかけてのようですから、鰻屋が、夏に鰻が売れなくて困ったというのも納得がいきます。

では、どうして「土用の丑の日」に「鰻」が、ヒットしたかと言いますと、丑の日に「う」の字がつくものを食べると病気にならないという言い伝えがあったからなのだそうです。ですので、土用の丑の日に、鰻以外に「梅干し」「うどん」「瓜」などを食べる習慣があったようですが、今では「梅干し」「うどん」「うり」などの習慣は、聞くことがありませんね。