夏野菜のひとつ「トウモロコシ」は、私たちの食料としてだけでなく、家畜の飼料にも使われているほかに、コーンスターチやオイル、バイオエタノールの原料としても重要で、世界三大穀物(ムギ・コメ・トウモロコシ)のひとつです。
写真左がトウモロコシのおしべ(ススキの穂に似ています)で、その隣の写真がめしべなのですが、めしべはとても長く、私たちが食べているトウモロコシの実の長さの約倍はあり、包葉の先からひげのように束になって出ています。この束になっているめしべに花粉が受精すると、下の方から受精が始まり、包葉のなかの粒がふくれていくのです。ですので、上の方は、受精が出来ずに粒がふくらまないことがあります。料理をするときに、トウモロコシの皮をむいたら、先の方の実がふくれてないのをみたことがありますでしょ。
長いひげのめしべは、トウモロコシの粒ひとつひとつから伸びていますので、粒の数とひげの数は同じということになります。
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