魚介類の表示

日本人が昔から馴染みが深い食材には、海で捕れるものも多くありますよね。

この海で捕れるものですが、「魚は、海を泳いでるのにどうやって産地を決めてるの?」って思ったことがありますでしょ。

陸で捕れるものは、飼育や栽培されて出荷されていたり捕れてる場所がはっきりしていますから、産地は明確ですよね。

そして、養殖されている魚や貝や海藻も産地がはっきりしています。

でも、海で捕れる魚の産地表示って、海には都道府県のような名前がないのに、○○産とか表示されてるいますよね。

これは、魚が捕れた場所というよりは、魚が水揚げされた場所で表示されているのですよ。

例えば、東京湾で捕れた魚を千葉の港に水揚げすると、この魚は千葉産になるということになり、逆に千葉で捕れた魚を東京の港に水揚げすれば東京産になるわけです。

ということで、魚の産地表示は、水揚げされた港の地名の記載が多いと思って下さい。

でも、そんな魚も日本の食物検査をしているところでは、ほんのわずかな分量の身で、何処の海域のものかがわかるそうですよ。