中国の器と料理

中国(中華人民共和国)の料理を中華料理といいます。

食文化をとても大切にする中国では、料理の種類が数え切れないほどあり、地域(北京・上海・四川・広東)によって味や食材が変わります。そして、どこの国にいってもあるのが、中華料理だといわれるくらい多くの国にあります。そして、その国の食材・その国の人の口にあった料理を作ることにも優れています。ただ、中国では、生のものを食べるという習慣があまりありませんので、必ず炒めたり蒸したりして火を通しています。

中華料理では、陶器の器が多く使われ、食べるときには箸を使いますので、日本とよく似ていますが、スープや汁のある麺などを食べるときには、レンゲを受け皿にして、すすって音をたてて食べてはいけません。そして、箸の置き方も口にする方を奥にして縦に置きますので、日本と違います。日本の箸の置き方は、横ですよね。

そして、中華料理で使われるターンするテーブルですが、このターンテーブルを回すときには右(時計)回りにまわしてください。このターンルテーブルの上に使い終わったお皿をのせてはいけませんよ。

それから中国では、料理を残すことが良いこととされています。それは、お腹いっぱいになるまでもてなすのが中国流なので、残さないで食べるということは、料理が足りなかったことを意味し、もてなしが足りなかったと受け止められるからなのです。ですから、中華料理を頂くときには、少しでも残すことをお薦めします。

 

※写真は、ネットより借用したものがあります。