「雪室(雪下)にんじん」「雪室きゃべつ」などという野菜を聞いたことがありませんか?
この雪室とは、雪を倉庫の中に貯めて、雪の力で室温を冬で0度、夏でも9度を保つことができる自然の冷蔵庫のことです。大型倉庫以外にも、個別でかまくらのような物をつくり野菜を保管することもあるそうです。
雪室で、野菜を貯蔵すると、でんぷん質の多いものは甘さが増し、ニンジンは、独特の青臭さや香りがなくなりニンジン本来の甘味が引き立つそうです。
雪室の始まりは、新潟県の津南町が発祥で、秋に収穫しそびれたニンジンを冬があけるころに雪の下から掘り返してみたものを食べたら甘かったということのようです。ということで、津南町のニンジンは、雪下ニンジンともいいます。
今では、いろいろ研究され新潟県の南魚沼市などで、多くの雪室野菜が作られています。
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