「蕎麦」は、寿司と同じように江戸時代に栄えた現代のファーストフードのようなもので、庶民の食べ物で、武家の人は食べなかったとか・・・今は、ちゃんとした蕎麦屋は結構お高いですけどね。
この「蕎麦」は、かけ蕎麦(汁のある蕎麦)よりも、盛り蕎麦(蕎麦つゆにつける蕎麦)のほうが、先だったといわれていますが、この「盛り蕎麦」の食べ方は、諸説ありますが、一応共通してる食べ方としては、
①蕎麦つゆにワサビを溶かずに箸にワサビをつけ、ワサビの付いた箸で蕎麦をつまんでから蕎麦つゆにつけて食べる。
または、蕎麦にワサビを少しのせて、蕎麦つゆにつけて食べる。(刺身の食べ方と同じです)
②蕎麦を蕎麦つゆに全部付けないで先の方だけ付けて音をたててすする。
③蕎麦についてくるネギは、香りが強いので、最初から蕎麦つゆに入れず、途中から少し入れて食べるか、蕎麦つゆにそば湯を入れて飲むときにネギを入れて頂く。
とにかく蕎麦は、香り、のどごしを楽しむ食べ物ですから、蕎麦がきたときに、何も付けずに蕎麦だけをそのまま数本食べてみるのも通の食べ方だといわれていますよね。そして、新蕎麦や(季節)かわり蕎麦の香りや歯触り、のどごしを楽しむために、水や塩をつけて食べることもあります。
そして、なによりも大切なことは、蕎麦は、でてきたら直ぐに食べることです。
これから「秋蕎麦」の季節です。美味しい蕎麦の食べ方で、楽しんで下さい。
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