ちょっと早いですが、お正月などに使う「祝い箸」についてお話したいと思います。
「祝い箸」は、長さが八寸(約24センチ)で作られています。(八は末広がりで縁起が良いからです。)そして、「祝い箸」の両先端は細くなっていますが、これは、片方(持ち手側)は神様が使うためにあります。正月には、年神様が一緒にお節や雑煮を頂くということになっているからなのです。決して、料理をとりわけるためではありませんので注意なさってください。(普段でも逆さ箸はマナー違反です)
そして「祝い箸」は、大晦日に家族の名前を祝い箸の袋に書いて、神棚にお供えをしておき、お正月に神棚から「祝い箸」をおろしてお節や雑煮を頂き、この「祝い箸」を使ったら各自で洗い、袋に戻して松飾りがとれる(1月7日か1月15日)まで使うという習わしがあります。
今は、たぶん使ったら次の箸を使うことが多いと思いますけどね。
でも、「祝い箸」を神棚にお供えしてから・・・は、しないとしても、「祝い箸」の袋に家族の名前を書くことくらいは風習として残したいですね。
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