かて飯

炊き込みご飯=五目ご飯・加薬ご飯(ご飯を炊くときに具をお米と一緒に炊き込んで作り、通常ご飯を炊くときに、昆布や出汁をいれ醤油などで味付けするご飯のこと)

混ぜご飯(ご飯が炊きあがった段階で食材を混ぜ込んだご飯のこと)

これらのご飯は、みなさんご存じですよね。

では、「かて飯」というのをご存じですか?

「かて」は、「糧」で食糧・食物のことです。

「かて飯」といっても解らない方でも「大根飯」ならご存じの方が多いと思います。

昔といいましても昭和30年頃までは、白米だけのご飯は、とっても贅沢なもので、正月や盆や祭りの時にしか食べれなかったそうです。普段は、麦飯やかて飯を食べていたわけです。

この「かて飯」には、雑穀・芋・豆・栗・山菜・南瓜・小豆・大根・蕪・青菜などが入れられ、米の量を増やす役目をしていたのです。

今は、健康や季節感を味わうための炊き込みご飯や混ぜご飯も「かて飯」だったものがあるのですよ。