世界中の人がみんな食器(箸・スプーン・ナイフなど)で食事をしているのではなく4割近い人が手で食べています。
そして、私たちが今当たり前のように使っている食器も初めから今の形をしていたわけではありません。
箸は、竹などを折り曲げたトングのような形の物を道具として使ったのが始まりだといわれています。(日本)
そして、欧米などで食事の時に使われているナイフとフォークですが、このフォークも初めは肉などを焼くときに刺して使う道具としてしか使われていなかったようです。このときのフォークの形は2つに歯が別れていただけ(果物やデザートを食べるときのフォークの形)で料理を食べるには少し不向きだったようです。今のようなフォークの形になったのは、18世紀中頃にドイツで発明されたそうですが、4本歯のフォークが一般的に使われるようになったのはそれから半世紀後だとか・・・
そして、ちょっと敷居がたかいと思ってしまうフランス料理ですが、このフランスがフォークを使うようになったのはイタリアから伝わったということです。では、フォークが無いときにはどのようにして料理を食べていたかといいますと、料理をナイフで切りながら手づかみで食べていたのですよ。
今の時代では考えられないことかもしれませんね。
このように人は、どのようにして目の前にある食材を料理し、食べるかということを考えながら食器を作って来たのですよ。
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