離乳食Ⅱ

乳幼児は、スプーン一杯の離乳食から徐々に量や回数を増やしていき、食事の固さもスープ状のものから舌でつぶせるものへと・・・形のないものから形のあるものへと・・・段階を踏みながら進めていきますよね。

大人と同じような食事が出来るまでの間の離乳食は、ちょっと面倒かもしれませんが、このときにこそ味覚が形成されていく大切な段階なので、食材の味がわかるような食事を作ることをお薦めします。

ほんの少しだけの食事のために・・・とは思わないで下さい。

ほんの少しだから、大人の食事の味付け前の段階のものでいいのですよ。

細かく刻んだ野菜を同じ鍋で、味噌こしの様な物に初めからいれて柔らかくなるまで茹でて、大人の食材は途中から入れるという方法もありますし、薄味で味付けしておいて、後から大人の味付けにすることも可能ですよね。スープなどでしたら薄めるだけで構いません。

この時期に、いろいろな食材を口にするということが大切なことだと思います。

それから、好き嫌いは乳幼児の時にもあります。嫌いな物は、口からはき出したりもします。そういうときは、無理矢理食べさせたりせずに、味や固さを替えてみると食べることもあります。

でも、一つや二つの好き嫌いでイライラしないでください。いつか食べれるときがくるかもしれません。それに代わる食材だってありますからね。

食事は、幼いときから楽しくて美味しいものだということを知ることが大切ですので、上手に食べれた時には褒めてあげて、「おいしいねぇ」などという声かけをすることも大切なことだと思います。