「もの」と「もの」をくっつける役目のものを「つなぎ」といいますよね。
ハンバーグを作るときやつくねを作るときなどにも「つなぎ」として卵などいろいろな食材がつかわれますが、「蕎麦」のつなぎにもいろいろなものが使われます。
その代表が「うどん粉(小麦粉)」なのですが、この「うどん粉」は、そば粉より遙か昔から食されていたにも拘わらず、蕎麦のつなぎとして使われるようになったのは、江戸初期だとか・・・
それまでの「蕎麦」は、きそばで、いまでいう十割蕎麦だったようで、つなぎを使っていなかったようです。
しかしそば粉だけでは、つながりにくく蕎麦が作りにくかったので、色々試してみたとか・・・あと、小麦粉が手に入りづらくなったときも、やはり、つなぎをいろいろなもので試したようです。
そして、いまでも布海苔・自然薯・卵・豆腐・豆乳などは残っています。
今、私たちが美味しい蕎麦を食べることができるのは、昔の人たちの知恵のおかげですね。
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