こどもの日は過ぎてしまいましたが・・・
「こどもの日」と聞いて思い出すものに何がありますか。
「鯉のぼり」に「菖蒲湯」そして行事食の「柏餅」と「ちまき」が多いと思います。
「こどもの日」にどうしてこれらのものがつかわれるかといいますと・・・
「鯉のぼり」に使われている鯉は、滝を登ることができる魚なので、立身出世の思いが込められているといわれています。
そして、子どもの日には「菖蒲湯」に入りますよね。この菖蒲は厄払いのために使われ、菖蒲と尚武(武道・武勇を重んじる)を結びつけて男の子の武運を祈るのだそうです。※端午の節句は、武家から始まったとされるからなのかもしれません。
それから「柏餅」に使われている柏の葉ですが、柏の木は神聖な木で、新芽が出るまで古い葉が落ちないので跡継ぎが耐えないとされ子孫繁栄の意味があるといわれています。
「ちまき」は、中国から伝わったもので、ちまきを作るときに5色(青・赤・黄・白・黒)の紐で縛り、厄払い・邪気払いの願いが込められたものが、今のスタイル(笹の葉や茅(ちがや)の葉などを使う)になったようです。
このように、物事には意味があるのですよね。
また、「柏餅」は関東で、「ちまき」は関西といわれていますが、これは、西には柏の木がなく、柏の木が生息する関東で作られるようになり参勤交代で地方にひろまったとか。。。ちなみに、柏の葉は、桜の葉と同じように防腐剤の役割がありますが、柏の葉は桜の葉と違って硬いのでむいて食べて下さいね。
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