暑くなってくると食べる麺料理の代表に「そうめん」と「ひやむぎ」がありますよね。
この「そうめん」と「ひやむぎ」は、食べ方も材料(小麦粉・塩・水)も似ていますけど、比べると違うところがあります。
手延べ麺の場合
「そうめん」は、生地によりをかけながら引き延ばして作られますが、「ひやむぎ」は、うどんと同じように生地を薄く延ばしてから細く切って作られます。ですので「そうめん」の断面は○く、「ひやむぎ」の断面は□いのです。
今は機械で同じ製法で作られるので、断面ではなく麺の太さで別れるようです。
機械麺の場合
・そうめんの麺の太さは、直径が1.3mm未満
・ひやむぎの麺の太さは、直径が1.3mm以上1.7mm未満
・1.7mm以上の麺の太さのものは、うどん・きしめんなどと分類されます。
※昔「ひやむぎ」は、暑い夏に食べるうどんの代わりに作られたとか・・・
うどんは寒いときに熱々で食べるので「熱麺」と称し、その反対で、暑いときに冷やして食べるうどんを「冷麺」と称し、季節によって食べ分けていたようです。それで、うどんは温かさが保たれるように太く切られ、ひやむぎは、水で冷えやすいように薄く細く切られるようになったらしいです。
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