「柚子胡椒」という調味料がありますが、この「柚子胡椒」は、柚子の皮・唐辛子・塩・柚子の汁で作られていて「胡椒」は使われていないのですよ。
「柚子胡椒」は、大分県や福岡県など九州各地を発祥の地とされていて、九州の方言で「唐辛子」を「胡椒」といっていたために名前として残ったとか・・・
そして、想像ですが。。。
昔、豊後の国を治めていた大友宗麟(おおともそうりん)が、ポルトガル人(フランシスコ・ザビエル)から「唐辛子」を献上されたという説があり、その頃、大分県日田市では柚子の栽培が盛んだったということからも、柚子と唐辛子を練り合わせた調味料「柚子胡椒」が古くから作られていたのかもしれませんね。
もともと英語では、「唐辛子」のことを「red pepper」(レッドペッパー)といい、赤い胡椒と呼ばれていますから、伝来したときのペッパー「胡椒」が名前として残っていても不思議ではないと思うのです。なんせ大友宗麟はキリシタン大名で貿易を早くからしていたようですからね。
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