「唐辛子」の種類に、シシトウやパプリカ・ピーマンなどが含まれます。
シシトウは、食べたときに辛いものがあることがありますからなんとなく唐辛子の仲間のような感じがしますけど、パプリカやピーマンは辛くないのに??って思いますよね。でもシシトウ・パプリカやピーマンもナス科唐辛子属の甘唐辛子という唐辛子です。
この「唐辛子」の名前は、「唐から伝わった辛子」という意味なのですが、「唐」は、唐の国(中国)ではなく外国を指しているとのことで、中国に唐辛子が伝わったのは日本より後だったそうです。
また日本では、唐辛子のことを「鷹(たか)の爪」と言うことがありますが、「鷹の爪」も唐辛子の一品種で「唐辛子=鷹の爪」ではありません。
「唐辛子」が、暑い地域で使われていることが多いのは、唐辛子にはビタミンAとビタミンCが豊富なことから、夏ばて防止に効果があり、また殺菌作用があるので食中毒を防ぐともいわれているからです。しかし、日本に唐辛子が伝来したばかりの時には、食用というより観賞したり、足袋(たび)のつま先に入れてしもやけ防止に使われていたらしいですよ。
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