受け継ぐ

「和食文化を受け継がせる」

といっても親がそれを知らないから、子どもに教えられないという話を聞きます。

例えば、お節にしても現代はデパートで買うものだと思っているこどもも多いと思います。料理に使う食材や形(切り方)の意味もわらないでいるこどももいると思います。(お節を作りなさいといっているわけではありません。例え・・・です)

昔と違って、お正月三が日お店が閉まっていて、お節料理で正月を過ごさなければならないわけでもありません。お店によっては元旦から開き、コンビニにおいてはいつでも買い物ができますし、食品も充実していますので、困ることはないわけです。

給料を現金でいただいていたのが銀行振り込みになったときに、お金は銀行に行けばいつでもあると子どもが思ったという笑い話がありますが、それと同じで、料理も家庭で作るのではなくて、お店に行けば何でもあるという時代になっていきそうです。

日本人の賢さが家庭料理から離れさせてしまっているのでしょうかね。

しかし、海外の人から和食について聞かれても応えられない、和食が作れない、では、何処の国の人間かわからないというのもいかがなものかと思いますので、やはり、いろいろな方法で「和食文化」を知るということは大切なことだと思いますよ。