あく

「あく」って「灰汁」という漢字を使うのですけどね。

「灰汁(あく)」は、昔、わらや木を燃やしてできた灰を水に浸し、その上澄みをすくって使っていたから灰の汁と書くのですが、今は、「アク」と書いた方がいいかもしれません。といいますのは、「アク抜き」や「アク取り」は、料理に使われることが殆どだからです。

「アク」とは、食品のえぐ味、渋味、苦味などで食べるときにイヤな感じをうける成分です。

でも、この「アク」は、食品の特徴ともいえる物ですから「アク」を抜きすぎたりとりすぎるのは良くないですよ。

食品のアク抜きには

○水にさらす方法(ナス・ゴボウなど)新鮮なものは、必要ないといわれています。

○薄い酢水にさらす方法(レンコン・ウドなど)

○茹でるか熱湯につけたのち冷水にさらす方法(ホウレン草・フキなど)

○米のとぎ汁・米ぬかなどを用いる方法(大根・タケノコなど)

○灰汁を用いる方法(ワラビ・ゼンマイなど)最近では、重曹(炭酸水素ナトリウム)を使うことが多い

があります。

※「灰汁」は、洗剤や漂白剤として使われます、染めものにも「灰汁」は使われていますよね。